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2022年11月19日土曜日

中国とバイデンファミリーの疑惑に新展開!美人工作員の暗躍。共和党が徹底追及。(釈量子)【言論チャンネル】

 

中国とバイデンファミリーの疑惑に新展開!美人工作員の暗躍。共和党が徹底追及。(釈量子)【言論チャンネル】

 

共和党が徹底追及!中国とバイデン・ファミリーの危ない関係
2022.11.16

◆共和党が追及する女性スパイとは?

11月8日、米国の中間選挙が行われました。上院・下院ともまだ勝敗が確定していませんが、共和党が下院を奪還するのはほぼ確実です。

共和党が下院を奪還したことで、「バイデンと中国」との危ない関係についてメスが入ります。

今回は、中国のスパイがどのように米国の中枢に潜入し、影響を与えていったのかを見ていきます。

現在、米国の下院議長は民主党ナンシー・ペロシ氏です。ペロシ氏は台湾を訪問して有名になりましたが、力を入れてきたのが「トランプ叩き」でした。

2021年1月6日に起きた「米国議会襲撃事件」を調査するために、特別委員会を設置し、今年10月21日にトランプ氏を議会に召喚することを決めました。

しかし、今回の中間選挙の結果を受けて、来年1月に共和党のケビン・マッカーシー氏が下院議長に就任することになります。

マッカーシー氏は、特別委員会自体を終了させると公言していたので、トランプ氏の召喚が無くなる可能性が高いと思います。

そればかりか、マッカーシー氏は、「特別委員会の調査活動の合法性をチェックする」とまで言っています。

◆バイデン・ファミリーと中国の怪しい関係

下院を奪還した共和党が、今後、バイデン・ファミリーと中国の怪しい関係を暴くために追及を強めていくのは間違いありません。

最近、注目されているのが、バイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏と、その秘書ジャッキー・バオ氏との関係です。

ハンター氏といえば、2019年9月にデラウェア州のコンピュータ修理店に預け、放置されたラップトップがトランプ陣営に渡り、それが本人のものだったことが分かっています。

ラップトップの中には、中国企業との不正取引の記録や、ハンター氏と関わりのある中国企業の名前などの記録、さらには麻薬密売などへの係わりなどや数万通のメールが含まれていました。

その中に、女性秘書ジャッキー・バオ氏とのやりとりも含まれており、中間選挙前から追及が始まっていました。

ジャッキー・バオ氏は、中華系米国人で、地元アリゾナ州の州立大学卒業後、中国の清華大学で修士号を取得しています。

清華大学は、習近平氏の出身大学でもあり、中国共産党のスパイを大量に養成しているところで、バオ氏は精華大卒業後、「中国国家発展改革委員会」で働いていました。

同委員会は、中国の経済政策を決定する重要な機関で、外国企業が中国国内に投資する際に認可を与えたりします。

中国共産党政権の経済戦略や資金調達、海外投資戦略を担う機関で働いていた人物が、よりによって大統領の息子の秘書に収まっているということはどういうことでしょうか。

バイデン・ファミリーが中国の諜報機関の管理下にあったということになりかねません。

◆下院共和党の疑惑追及

すでに動き出しているのがアメリカの議会で、行政の監視役にあたる「監視委員会」です。

10月26日、下院監視委員会のトップで、共和党のジェームズ・コマー議員は、FBIに対して、中国共産党と関係の深い、バオ氏に関する個人情報や、バイデン・ファミリーとのやり取りの詳細を明らかにするように要求しました。

下院共和党がFBIに提出した文書によると、バオ氏がハンター氏と知り合ったのは、ハンター氏が、当時、中国最大のエネルギー企業だった「チャイナエナジー(中国華信能源・CEFC)」とのビジネスを始めたころです。

チャイナエナジーは、民間企業ではありますが、中国の軍や香港政府の高官などを幹部に多数雇い、共産党政権と密接な関係を持ち、中国「一対一路構想」の一翼を担っていました。

2017年、チャイナエナジーとハンター氏と、バイデン大統領の弟ジム・バイデン氏は、チャイナエナジーとの合弁会社「ハドソン・ウェストⅢ」を設立し、中国とのビジネスを開始します。

コマ―氏はFBIに提出した文書によると、ハンター氏はチャイナエナジーの創業者兼会長(葉簡明氏)を「パートナー」、副会長であるパトリック・フー(Patrick Ho)氏を「クライアント」と呼び、直接仕事のやりとりをしていたことがわかっています。

◆ハンター氏とバオ氏の密接な関係

ジャッキー・バオ氏は、チャイナエナジー会長(葉簡明氏)のアメリカにおけるアシスタントをしていた関係もあり、ハンター氏に当時29歳の魅力的なアシスタントとして紹介されました。

以来、バオ氏は、バイデン・ファミリーとの関係を深めていきます。

バオ氏は、アシスタントとして、ホテルやフライトの予約、中国語への翻訳、ハンター氏の代理人としてチャイナエナジーとの関係を深めていきます。いわば中国にハンター氏は監視されていたわけです。

また、バオ氏とハンター氏がやり取りしたメールの中には「来年の願いの一つは、あなたがお酒を飲み過ぎないこと。あなたを幸せにするためには何でもするわ」などと書かれており、かなり「深い」関係だったことがわかります。

問題は、バイデン・ファミリーに対して、中国は情報戦を仕掛けられていた可能性があることを示しています。

メールの中には、バイデン氏が米国民に発表する4か月前の2018年12月に、「バイデン氏は2020年の大統領選に出馬すべきだと思う」というメールを送っていて、中国が都合の良い大統領として、バイデン氏を推したいのがよくわかります。

また、バオ氏はトランプ氏を貶めるため、次のような「ネガティブ・ストーリー」の提案までしていました。

「トランプは中国の役人を買収するために米国市民権を売った」
「トランプは中国との交渉の際に人権問題を棚上げした」
「トランプの関税は大失敗し、米国に莫大な損失をもたらした」

このように中国側のストーリーを吹き込んでいたわけで、大統領選中に情報戦が繰り広げられていたことになります。

しかし、このバオ氏が架け橋となったチャイナエナジーとの関係も終わりを迎えました。

2018年、チャイナエナジー副会長パトリック・フー氏が、米国連邦検察によって贈収賄の罪で逮捕されます。フー氏は中国情報機関の大ボスだったとわかったからです。

そして、ハンター氏とのジョイントベンチャー「ハドソン・ウェストⅢ」も、2018年11月に解散しました。

チャイナエナジー自体は、習近平政権が国内の企業に対する締め付け強化の流れで、創業者・葉簡明氏が横領罪で起訴され、2020年3月に破産し消滅しました。

中国当局が、潰しに入った可能性もあります。

◆中国に篭絡されたバイデン・ファミリー

2020年9月、アメリカ上院の国家安全保障委員会は、ハンター氏のビジネスが米国の政策に与えた影響を調査し、怪しいお金の流れも見えてきました。

たとえば2017年8月から2018年9月の期間にチャイナエナジーから「ハドソン・ウェストⅢ」に対して約480万ドル(約7億円)送金されています。

そして同期間に、ハンター氏の会社「オワスコ(Owasco)」から、おじのジム・バイデン氏の会社「ライオン・ホール・グループ(Lion Hall Group)」に140万ドル(約2億円)が渡っていました。

共和党はお金の動きが合法的なものだったかどうか、さらに追及を強めていくはずです。

共和党下院は、これらの事実関係を確認し、バオ氏とハンター氏の関係はビジネスパートナーを越えたものであって、ハンター氏が中国の情報機関によって篭絡されていた可能性があると主張しています。

女性スパイが中国共産党とバイデン・ファミリーをつないでいたとなれば、米国の国家安全保障上の大問題です。

◆自分の国は自分で守れる国へ

バイデン大統領が中国よりもロシアに関心が強いのは、中国に負い目があるからではないでしょうか。

米国人100万人以上が死亡した新型コロナの発生源の追及にバイデン大統領は全然関心がありません。

共和党は諦めずに、今年10月末、「新型コロナの発生源は武漢研究所の可能性が最も高い」というレポートを提出しました。

共和党が下院を奪還したことで、中国に弱腰のバイデン政権への追及が強まるのではないかと思われます。

また、ウクライナへの軍事支援も、無制限に認めるようなことはなくなると思います。その結果、米国が世界の脅威である中国に目を向けるようになることを期待します。

もし共和党の勢いが増して、2024年にトランプ大統領が再選を果たせば、米国は対中強硬路線に戻り、ロシアや北朝鮮の問題も変化し、日本にとっては光明が見えてくるかと思います。

ただ日本にとって大事なことは、中国の脅威に直面する危機の時代に、米国の政治に左右されることなく、「自分の国は自分で守れる国」へと生まれ変わっていく覚悟を持つことではないでしょうか。

釈 量子

執筆者:釈 量子

幸福実現党党首

 

 

 

 

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